わたしの大好きなティップランエギングの魅力♡
わたしが好きな釣りは何と言ってもティップランです!もともと釣りにドはまりしたのも、ティップランの面白さにぐんぐんと惹かれたからでした。
ティップランの面白さにドはまりした当時は、仕事終わりにそのまま釣行、そしてそのまま仕事、そしてまたまた釣行、と何かに取り付かれたように毎晩通ったのを覚えています。今考えれば本当に夢中で、そしてタフだったなあと我ながら思います。
ティップランで狙うものはアオリイカ。私の中でアオリさんはイカの王様です。
まず見た目が神秘的でかわいくて見ていて飽きません。その姿が好きすぎて、家の中に水槽を置いて持ち帰ったこともあります。透き通る透明な体と大きなエメラルドグリーンの目が賢さを物語っているように、とっても繊細でアオリさんは賢い。その生態からくる、ティップランの動きも実に繊細。
シャクってエギを動かすリール音も好きなのですが、そこからステイして竿先に神経を研ぎ澄ますあの瞬間がたまりません。竿先から伝わるイカパンチは強烈で、そこからの駆け引きがアオリさんと会話しているように思えて仕方ありません。
またまた、私はDUELさんのエギさんが大好きなのですが、本当にカラーリングをも含めたデザインがかわいくて、彼らが海の中でアオリさんを誘って連れて来てくれたのかと想像すると愛おしくてたまりません。
ティップランはショアから狙うエギングとは一味違い、オフショア、主に船から風の向き、潮の流れを読み、ボートエギング用の30g~60g前後のエギをフォールし着底させてから、しゃくってダート(エギを横方向に動かすこと)させ、ステイ(動きをとめる)瞬間でイカにアピールしていきます。
ティップランをはじめたばかりの頃は、思うようにしゃくることすら難しかったり、またロッドを握ることに力を入れすぎたばかりに手首が腱鞘炎っぽくなってしまったりといろいろな課題もありましたが、そのたびにアオリさんの姿に癒され、少しずつ慣れていくことができました。何事も慣れって大事だなあと思います。
ティップランのシーズンは主に初秋。
夏の終わりごろ、イカメタルをしているとアオリさんの赤ちゃんがぽよぽよと泳いでいるのを見かけると「ああ、もうすぐティップランがはじまるなあ」とわくわくします。
シーズン的にも夜風が涼しくなり、気持ちよく感じられる過ごしやすさも加味して、海の上での釣行で私が求める癒しに繋がっているのかなあと改めて文章を書いていて感じさせられました。
ちなみに秋のシーズン以外では、春のシーズンに通称「春イカ」「親アオリ」でもティップラン釣行で狙うことができます。秋アオリさんに比べるとキロアップが当たり前になってくる春アオリさん。大きくて3kgあったりする引きは全身で楽しむことができます。秋アオリさんに比べると、顔つきもキリっとしている感じが印象的です。
どの釣りでも思うことですが、釣行で大切なのは自分の信頼できるタックルで挑むことだと思います。どの製品にも言えることだとは思いますが、値段が高くなるほど性能がよくなるのは確かです。
しかしながら、性能がよくて高いものであれば信頼できるわけではないと思っています。伝えたいことは、自分の好きなタックルを信頼することが楽しい釣行に繋がると思いたいことです。そして、「これで釣りたい」と思うエギやジグを落とすことも釣果に繋がると思います。
さらに釣れなくても楽しいと思える釣行が、何よりも素敵だと思います。釣りをはじめて二年、スランプに陥って釣れなくて、むしゃくしゃした時期もありました。
でも、やっぱりその中で考えさせられたことは「どうして私は釣りをするのか」ということで、初めて船に乗って釣行に行ったとき、何も釣れなくても海に癒されて楽しい時間を過ごした自分自身を思い出しました。初心忘るべからず、大切です。
釣行中、自分なりの時間の過ごし方はいろいろあると思いますが、せっかくの時間を今一度大切にして、楽しむことや海の恵みに感謝すること、そして何よりも、今ある健康をしみじみと感じながら今季のティップランでもアオリさんに逢えることを心待ちにしている私です。
こんな私に新しい世界観を与えてくれたティップランは、私がいちばん好きな釣りです。