2年ぶりのヒラマサ自己記録更新!
前回悔しい思いをした九州遠征のリベンジ!
海は時化気味でしたが、船は出してもらうことができる天候で膨らむ期待。
(穏やかな海よりも少し時化ているくらいの時にいつも大きいヒラマサをキャッチしていたため)
海の状況を見ながらルアーを変えたり速度を変えたり試行錯誤
ヒラゴが遊んでくれるのも楽しみつつ、、
やはり欲が出ます。
幾度となく切られ、乗せ切れなかったでかいヒラマサが今日なら釣れるかもしれない!!
ポイントを移動し、水深は30メートル。でかいヒラマサもキャッチされているポイントでタックルをチェンジ
ドラグも自分の初期限界まで締め込み、準備万端。
来い。ヒラマサ、勝負だ!!
と投げてひと流し目。
船縁の近くまでしっかり誘っていると、
出た!!!!!!
バイトした瞬間に私が今までに切られてきたサイズだと確認できました。でかい。
締めていたはずのドラグがどんどん出る。
まずい。このまま何もできないまま終わるなんて絶対に嫌だ。
隣にいたベテランアングラーの方がすぐにヒラマサのサイズに気付き私が落ちないようにベルトをおさえてくれました。
そして「締めないと切られるよ!」と助言していただき覚悟が決まる。
この時ヒラマサは水深20メートル程の根に向かっていたそう。
もう一段階ドラグを締め込む。
それでもまだ出る・・!そしてもう一段階締める。
止まった!!
このヒラマサと正々堂々と勝負できる!!
すぐにファイト姿勢に入り、とにかく巻く。
怒らせないように、竿から伝わるヒラマサの動きを感じながら巻きます。
途中グングンと引き摺り込もうとするヒラマサの力に重心を落として対応。
こういう時に前に身体が持っていかれると確実にリフトできない事を今まで散々経験してきました。
魚を寄せてくるにつれて一番緊張のランディング
隣で船長が落ち着いたトーンで声をかけてくれた。
「リーダーだよ。見えたよ!」
最後は危ないので脇挟みにシフトしなきゃと思いつつも
テンションが抜けて走り出したらどうしよう、、、
船も揺れているし、脇挟みにして寄せてこれるのか?と考えた結果、そのまま竿の力を利用してギンバルファイト続行。
色んな意見があるかもしれないけどこれも経験、次から色んな可能性を考えて選択していこう。
しぶきを浴びながら船長がスムーズにランディングしてくれてネットイン。
チャンスは沢山あったのに自分のものにできず、周りではでかいヒラマサがキャッチされていく状況が続いていた。
この2年間、実はかなり苦しかった。
港への帰路、悔し泣きもした。
感謝の気持ちと、ヒラマサへ敬意の気持ちでいっぱいでボロボロ涙が出た。
また大きくなって全国のアングラーとファイトしてもらうようにリリース
本当に格好いい19.5キロのヒラマサだった
そして今回はヒラマサが釣れたことだけでなく、女性や小柄な男性が大型魚を戦うことができるテストロッドを使用していたため色んな発見があった。
釣具の進歩は、私みたいな小柄な女性が大型魚を対等に戦うチャンスをくれる。
まだまだ上を目指せる、そう確信しました。
少しずつ暖かくなってきた春の海からの最高の贈り物でした。
魚への敬意を忘れずに、1本1本を大切にしていきたいと改めて感じることができました。
素敵な思い出をありがとう。