私の好きな釣り〈マグロキャスティング〉
もはや私にとってこれしかない。と言っても過言ではないくらいこの釣りしかしていないのだけれど、やっぱり「オフショアキャスティング」が大好きです。
その中でも流行り大物釣り、「マグロキャスティング」が特に好きです。ここ最近この分野での女性アングラーも増えてきたし「マグロキャスティング」の特徴と魅力を紹介！
実は前回これと似たような記事を書いたのだけれど、神奈川から三重に引っ越しをしたこともあり、三重県での「マグロキャステティング」の紹介をしていこうかなと思います。
「マグロキャスティング」の特徴
盛り上がる時期は真夏、夏は水温が上がりマグロの活性が高くなります。表層に浮いてきたマグロがベイトを捕食するタイミングでルアーを投げるのが「マグロキャスティング」です。ここは相模湾と変わりませんね。
黒潮と共にベイトが運ばれてくるため、黒潮がさすような海が近ければどんな地域でも釣りが可能だと思います。2021年にはさまざまな地域でクロマグロ漁獲規制がありましたが、私が釣っているのはキハダマグロです。
必要なタックルは？
この内容、前に書いた相模湾での「マグロキャスティング」の記事とは違ってくる部分です。
三重県での「マグロキャスティング」でなぜ同じマグロを狙うのにタックルが違ってくるのか。それはマグロの大きさが違ってくるからです。
まずはリール。「マグロキャスティング」に関しては、人によってキャスティングの飛距離が異なってくるので一概にこれ！とは言えませんが参考にしてみてください。
私はP E６号が300m巻く事ができるリールをメインにして使っています。飛距離が劣る場合には５号でもいいかもしれませんね。その際もラインキャパは300mあった方が安心かと思います。マグロはバイト後に走ります。ファーストランと呼んでいますが、その際に150m以上走る場合もあり、無理に止めようとするとラインを切られてしまうので、最初にキャストしている分も含めて300mあると無難です。真夏にサイズの大きいマグロが跳ねている場合にはP E８号も使用したりします。大手メーカーの番手でいうと14000番〜18000番になります。
次にロッド。以前書いた記事には８フィート台（９フィートに近くても良い）と書きましたが、マグロのサイズが大きい三重では７フィートに近い８フィートのロッドを使用しています。というのも、ロッドが長ければ長いほどマグロを上げてくるのが体力的にきついからです。長くしなやかなロッドで大きいマグロを上げてくるのは力が必要です。今は大体８フィートくらいでドラグを１０キロ程度かけることができるロッドを使用しています。
ルアーに関しては、その時何を食っているかによりますが18〜22cmくらいのルアーを使用することがほとんどです。
釣り方は？
まずはとにかく投げる。ほとんどの船が、鳥やナブラを見つけてそこに投げ込む指示を出します。なるべくナブラが濃いところにルアーを投げ込むことが重要です。
食ってからほとんどのマグロが物凄い勢いで走ります。その際は無理に巻こうとはせず、ロッドのテンションだけを抜かないよう意識し、ファーストランが終わったら巻き始め、動きが落ち着いてきたらファイト姿勢に入ります。
注意点！
女性が釣りに進出してきて釣りにオシャレも大事ですが、「マグロキャスティング」に限らずオフショアキャスティングには危険がつきものです。
大きい針がついたルアーを安定しない船の上で投げるので時には不本意な方向にルアーが飛んでいくこともあります。頭や顔、腕や足に針が刺さってしまった所を何度も見てきました。まずは自分自身が安定してキャストできる場所を選び、周りの安全を確保した上でキャストすること、そして針が飛んでくるという意識を常に持つこと。帽子を被ることや大ぶりのピアスを付けないなど、自分自身の安全も考えて釣りをすると楽しめると思います！
そしてこの釣りは真夏に行う事が多いので、こまめに水分補給をする事が大切です。私も熱中症対策をしながら船に乗っています。
男性のイメージが強い「マグロキャスティング」ですが、道具が進歩した今、女性でも挑戦・楽しめる釣りになりつつあります。皆さんもぜひ一度「マグロキャスティング」に挑戦してみてはいかがでしょうか？
