
【初心者向け】釣った魚のリリース方法を学ぼう!大切にしたい3つの基本
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釣りは、自然と対話ができる素晴らしい趣味であり、魚との一期一会の出会いを楽しめる貴重な体験です。
しかし、釣った魚の命をどう扱うかというのは、釣り人としての「心構え」が問われる部分でもあります。
今回は、実は間違っている人も多い「魚の扱い方」について、釣れた後にやるべきこと、リリースの注意点、小さな魚や抱卵個体をリリースする意味などをお伝えしていきます。
目次
○魚が釣れたら最初にやるべきこと
魚がフッキングした瞬間ってとにかく興奮しますよね!そして、無事にキャッチできた時の喜びはひとしおです!
しかし、喜びのあまり魚の扱いが雑になってしまっては、魚にとって大きなダメージとなる場合があります。
釣れたらまず意識しておきたいのは「魚にストレスや傷を与えない」ことです。
具体的に、以下のポイントに注意しましょう💡
1.ランディングは素早く
あまりにも長時間のファイトを続けると、魚は体力を消耗し、弱ってしまいます。
ドラグ調整をしつつ、なるべく早くランディングすることを心がけましょう。
2.乾いた手、常温状態の手で魚を触らない
魚の体表には薄い粘膜があり、これが細菌感染などから体を守っています。
乾いた手(人間の通常状態の手)で触ると、この粘膜がはがれたり、火傷状態となり魚にダメージを与えてしまいます。
素手で触る場合は、手を水でよく冷やし、濡れた状態にしてから優しく触れるか、十分に濡らしたタオルやランディングネットを使いましょう。
3.魚を地面に置かない
魚をコンクリートや砂利の上に直接置いてしまうと、鱗が剥がれたり、体を痛めたりしてしまいます。
夏場、太陽の光で温められた地面なんてもってのほか!魚が大火傷を負ってしまいますよ!
写真を撮る場合も、濡らした手に持ったまま撮るか、水で濡らしたタオルやメジャー、ネットに入れたままで行いましょう。
最近は、魚に負担を掛けずに写真が撮れるグッズも発売されています。
4.針外しは丁寧に
針が深く刺さっている場合は、無理に引き抜かず、プライヤーや針外しなどを使って丁寧に外しましょう。
道具を使うことは、魚へのダメージを減らすことはもちろん、自分自身を怪我から守る意味でも重要です。
○リリースする場合の注意点
釣った魚をすべて持ち帰るのではなく、元居た自然へ返す「キャッチ&リリース」という考え方は、釣り場の資源を守るうえでも非常に大切です。
ただし、リリースの方法を間違えるとせっかく逃した魚が死んでしまうこともあるため注意が必要です。
以下のポイントを頭に入れ、魚に優しいリリースを心がけましょう!
1. 釣れた魚の体力を確認する
魚があまりに弱っている場合、すぐにリリースしても水中でうまく泳げず、そのまま死んでしまうことも。
魚の体力を見ながら、回復するまで(魚が自力で姿勢を保つことが出来るようになるまで)水中に手を入れて支えて待つようにしましょう。
2. 水中に戻す時はなるべく衝撃を与えずに
例えば、高い位置から投げるように水に返してしまうと、着水の衝撃で魚がショックを受けることがあります。
可能であれば水面近くまで手で持っていき、そっと泳がせるように返すのが理想です。
足場が高い場合はランディングネットなどのアイテムを使用するのも良いでしょう。
3. バーブレスフックの使用
リリース前提の釣りをするなら、「バーブレスフック(かえしのない針)」を使うのもおすすめです。
魚へのダメージを最小限に抑えることができ、リリースの手間も最小限にすることができます。
○小さい魚や抱卵個体はリリースしよう
釣れた魚のサイズが極端に小さい場合、また、卵を持っているのが分かる場合は極力リリースするように心がけましょう。
これは単に「食べる部分が少ないから」ではなく、資源保護の観点や、今まで通り釣りを楽しめる未来を守るためでもあります。
小さな魚や抱卵個体をリリースすることで、以下のようなメリットがあります。
・成長すれば、より多くの卵を産む
生き物全般に言える事ですが、魚もある程度のサイズに育たないと繁殖できません。
特にメスの魚は、体が大きくなるほど産卵数が増えます。小さな魚を守ることが、その水域の未来を守ることに繋がります。
・次世代の釣りを守ることに繋がる
乱獲や無計画な持ち帰りによって、魚が減ってしまった釣り場も多く存在します。
小さな魚や卵を抱いた魚をリリースするという一人ひとりの意識が、豊かな釣り場を維持する鍵となります。
・サイズ規制の確認を忘れずに
地域や魚種によっては、持ち帰り可能なサイズが法で定められている場合があります(例:渓流魚やアユなど)
また、規制とまではいかなくても、市や町で持ち帰り可能サイズについて指定がある場合もあります。
釣行前には必ずルールを確認し、規則に従った釣りを楽しみましょう。
○まとめ〜魚に敬意を払える釣り人になろう〜
釣りは命と関わるスポーツです。
釣れた魚を「美味しくいただく」場合も、「リリース」する場合も、釣り人には責任が伴います。
釣り場の環境を守り、魚たちとの出会いを未来へ繋げていくためにも、本日ご紹介した以下の3つのポイントを心に留めておきましょう。
- 魚が釣れたら、素早く丁寧に扱う
- リリースする際は極力魚に負担をかけない
- 小さな魚や抱卵している魚は積極的にリリースし、資源保護に貢献する
自然への敬意を忘れず、これからも、素敵な釣りの時間を楽しみましょう!
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